8月1日から レタッチプリントの料金を一部改定させて頂きます。
お客様には、よりご満足して頂けます様努力致します。
尚プリント後に、ご納得頂けない場合はキャンセル扱いとさせて頂きます。
写真の基本Ⅱ
広角レンズと望遠レンズの違い
広く撮るのが「広角レンズ」、遠くの物を大きく撮るのが「望遠レンズ」というイメージが強くあると思いますが、それだけではありません。
焦点距離により遠近感や被写体の密集感が違います。そして長い焦点距離のレンズを使うことにより背景の整理ができるという点が大きなメリットになります。
広角レンズ
・画角が広くなり、写したくないものも入る可能性が多く注意が必要。
・遠近感がでるため、広さや大きさを表現するのに適している。
・被写界深度が深くなり、ピントの合う位置が広くなる。
・手振れの影響が少なくなる。
望遠レンズ
・画角が狭くなり、写したいと思っている物だけを捉える事ができる。
・遠近感は少なく圧縮効果で近くと遠くの物の距離間が小さくなる。
・被写界深度が浅くなり、ピントの合う範囲が広角と比べ小さくなる。
・四隅に入っている必要のない物を除いて撮影することができる。
下の広角と望遠で撮ったサンプル写真は
手前の銅像を両者とも同じ位の大きさになるよう、撮影位置を変えて撮ったものです。
望遠レンズでの撮影は広角レンズでの撮影と比べ、奥の白い建物が大きく見え白いどんよりとした空も少なくなっています。
撮影する時に写したくない物を排除する為にも望遠レンズは重宝します。
マクロレンズ(マイクロレンズ)
被写体に近づいて大きく写す事ができるレンズを言います。一般のレンズと異なり、近距離で最高画質が得られるようになっています。
一般的に最大倍率が等倍以上の物をマクロレンズ、0.5倍までの物をハーフマクロレンズと呼んでいます。
一般的にフルサイズカメラで十円玉を見た時に上下隙間なくピントの合った状態撮影できるレンズをマクロレンズと言います。
マクロ撮影
被写体に大きく近づき、被写体を見た目より大きく撮影する撮影方です。接写とも言われています。
被写体の本当の大きさより大きく写し取るため、撮影する為の色々な条件があります。
・構図を決める(ピント位置と背景)
・光りの方向を考える
・被写界深度を考え絞りを決める
・手振れ被写体ブレの対策を行う。
・三脚使用は勿論、レリーズを用意して空気の流れ等も考え場所を決める
・マクロレンズ (マイクロレンズ)を使用
ボ ケを使った撮影
ボケを使った撮影は、一眼レフカメラならではの撮影方法です。
・絞り値はできるだけ小さくする(絞りを開ける)
・望遠レンズを使う、ズームレンズの場合は望遠端を使う
・ぼかす被写体をレンズになるべく近くになるようカメラをセット
・ピントを合わせる被写体と背景の距離をなるべく空ける
・マクロレンズ 105㎜
・絞り F2.8
・ピクチャースタイル ビビット
・真上から俯瞰撮影
多重露出撮影
複数枚の画像を重ね合わせて一枚の画像に仕上げる撮影法をいいます。
2枚合成した写真です。
1枚目は、お花にピントを合わせて、2枚目は、ピントは合わせないであえてぼかして撮影しました。
その2枚をカメラ内で合成すると、ソフト効果が現れる写真となります。
流し撮り撮影
動いている被写体移動方向へその速さに合わせてカメラを振りながらシャッターを切ります。被写体は止まり背景は流れて見えてきます。
ポイントはシャッタースピードです。
シャッターを開いている時間が長ければそれだけ背景が流れます。
被写体の速度にもよりますが、通常1/10秒~1/80秒位が目途になります。
シャッタースピードが遅くなると、カメラの縦ブレが気になります。手振れスイッチは縦ブレを抑え、横ブレは制御されないモードの設定をします。
※流し撮りの感覚を体験直立し左手を前に出し人差指を立てます。右手でカメラを持ちファインダーを覗き左手の人差し指を捉えます。
ファインダー内に見える左手人差指を見ながら、体を左又は右に回転させます。人差指はそのままですが、背景が流れて見えてきます。
・・・目を回して転倒しないようにご注意ください。
星空撮影
一般的な星の撮影は星を止めて撮影する方法と星の日周運動を利用し星を流して撮る方法の2つがあります。
天の川や星雲 土星・木星などの星を止めて天体を撮影は
シャッタースピードを長くても30秒程度、できれば8秒前後にして撮影します。
この場合、できるだけ明るいレンズ(F値が小さい)レンズとISO感度でノイズが出にくいカメラを用意します。
本確的に撮影する場合は赤道儀などを用いて撮影します。
左写真は
F値 1.8
シャタースピード 8秒
ISO感度 3200
星空撮影を成功させる為にも色々な条件があり、特に下調べが重要です。
・空気が澄んでいて雲が無い 秋から冬にかけてが良いようです。
・街の灯りが見えない場所と時間 深夜2時位になると街灯りも大分弱くなるようです。
機材の準備も大切です。
・なるべく明るいレンズ、(最低f2.8以上は必要)
・レンズの曇りを防止する為のレンズヒーター(あればでOK)
・ノイズ耐性の良いカメラ(最近ノイズ対策のアプリが出ています)
・レリーズ・三脚
・ヘッドランプ
・防寒着
暗い中での撮影ですから事故に十分注意が必要です。
また周りで撮影されている方がいる場合は、不要な光りが漏れると大きな迷惑となりますので、配慮が必要です。
マナーとしてひと言、お声を掛けてから撮影に入ると良いですね。
比較明合成
複数枚の画像を重ね合わせ一枚の画像にする際、画像内のピクセル単位で明るさを比較して一番明るいピクセルを取り出して合成する方法を言います。星の動きを連続して撮影する時や、蛍の撮影などに使います。

合成は一部のカメラ内で作成かのうですが、殆どの場合パソコンで処理するのが一般的となっています。
OMデジタルソリョウションズのカメラはカメラ内で比較明合成が可能ですが、NIKONやCANONのカメラでは、カメラ内で合成できる枚数が最大で一桁の9枚までしか撮れません。
長時間にわたり撮影する場合は、インターバル撮影機能等を使い撮影後にパソコンで合成しなくてはなりません。
比較明合成ができるフリーソフトには、WindowsOSで動作するSiriusCompが使われているようです。
深度合成
手前から奥までしっかりとピントを合わせた写真に仕上げる場合に使います。
手前の花から奥の花までピントがあっている画像をつくる方法です。
ピント位置を手前から奥に数枚撮り、パソコンでその数枚の写真を合成しる加工を深度合成と言います。
こちらの合成も一部のカメラ内で作成かのうですが、殆どの場合パソコンで処理するのが一般的となっています。
カメラメーカーにより撮影と同時にカメラ内で深度合成ができるものあるようです。
参考までにPHOTO SHOPでの合成方法は、詳しくは後程
ファイル スクリプト
ファイルをレイヤーとして読込編集
自動整列 自動設定
レイヤーを自動合成 画像をスタック ok
タイムラプス動画
決められた時間内に一定間隔で撮影された連続する静止画をつなげて動画にしたものをタイムラプス動画と言います。
















